「選ぶ」時代の採用は、もう終わった。
これからは、“選ばれる会社”だけが求める人材と出会える。
人材不足が深刻化する現代において、採用の成果を左右するのは、条件や知名度、求人広告の量ではありません。 本当に問われているのは、候補者が採用プロセスの中で何を感じ、どの瞬間に心を動かされたのか―― つまり「採用CX(Candidate Experience/候補者体験)」です。
本書は、820社を超える採用支援実績をもとに、採用を「企業が人を選ぶ行為」から「候補者に選ばれる体験を設計する営み」へと転換するための実践書です。 求人票やスカウト文面、会社説明会、面接、内定通知、内定者フォロー。 これまで分断されがちだった採用活動の各工程を、候補者の感情と意思決定の流れに沿って再構築することで、応募率・選考参加率・内定承諾率を高める具体的な方法を解説します。
特に本書が重視するのは、「期待値のズレ」を起こさないこと、 そして採用を評価の連続ではなく、関係構築の連続として捉える視点です。 心理学・行動経済学の知見をベースにしながら、現場でそのまま使える事例と図解を豊富に掲載しています。 巻頭マンガで全体像を直感的につかみ、本文では「今日から何を変えればいいのか」が明確になる構成なので、採用担当者はもちろん、経営者や現場責任者にもおすすめの一冊です。
採用に悩むすべての企業へ。
“人が集まらない”時代の答えは、ここにあります。
【目次】
はじめに 「選ぶ」から「選ばれる」へ
巻頭マンガ 人と人をつなぐ採用CX
第1章 候補者に選ばれる採用CXの本質
企業と候補者の接点をつくりだす採用CXとは
採用CXが重要視される背景
優秀な人材とマッチングする/採用CXに取り組むメリット
選ぶより、選ばれる 採用CX鉄の掟
採用CXには科学的な裏付けあり
人事担当必読! よくある採用CXのQ&A
採用CXを効果的に設計する候補者ジャーニーマップ
第2章 マッチした候補者を集める母集団形成
採用CXにおける母集団形成とは
中小企業は「人柄」が強みになる
「アットホームな会社です」では伝わらない
求人票は「具体性」と「透明性」が肝
業務内容だけでなく仕事の意義を伝える
求人票では将来をイメージさせる
「自分宛に送られた」と感じるスカウトメールを送ろう
スカウトメールを送る時間に要注意
日程調整はタイミングが命
初回接点では自己重要感を高める
インターンシップでは対話を重視
イベントは2部構成にし、「理解と共感」「信頼と関係性」を築き上げる
第3章 候補者ファーストの選考のコツ
候補者の会場アクセスに思いやりを
受付・待合室での過ごし方
オンライン面接でのNG行動に注意
「対話」の場としての面接
面接では志望動機を聞かない
候補者の思考プロセスを引き出すSTAR面接
最適な面接官のアサインを工夫する
予期せぬ遅刻への温かい対応
合格はその場で伝える
結果に関わらず面接には誠実に向き合う
不合格通知をテンプレにしない
多様な社員との接点で企業のリアルを伝える
リクルーターが候補者の伴走者になる
社員同士が話している姿を見せる
質問の背景にある意図を捉える
最終面接はただの意思確認で終わらせない
内定はテキストではなく口頭で伝える
候補者が知りたいのは「内定」ではなく「なぜ内定したのか」
第4章 候補者の不安を取り払う内定者フォロー
内定者の3つの不安に寄り添う
内定者フォローは部署横断で行う
内定者と入社前から「一緒に働く」体験をつくる
承諾理由をヒアリングする
内定辞退者にも最後まで丁寧に対応する
「本当にやっていけるか」を和らげる入社前研修の設計
第5章 これからの採用
人事の「マインドチェンジ」が採用を成功に導く
経営者自身も知らない「欲しい人材」の定義
感覚に頼らない採用へ データを「現場の武器」に変える
人事が戦略に集中するための外部パートナー活用術
会話形式で理解する外部パートナーの活用事例
