「人は、もっと自然体で働ける。」
――そんな想いから生まれた、株式会社エイトシークエンス代表・小山友一氏による“らしさ経営”の実践録。
本書は、企業を「まち」、社員を「住民」と捉え、一人ひとりの“らしさ”を中心にしたカルチャーづくりの試行錯誤を描くリアルドキュメントです。
リクルート時代の違和感を原点に、「らしさによる、自然体な幸せの実現」をパーパスとして掲げた小山氏が、分業制・数値主義・上意下達の組織に代わる“新しい働くかたち”を探ります。
本書では、メンバーの対話・共体験・リフレクション型1on1・評価制度の見直しなど、実際に現場で行われたカルチャー設計のプロセスを、成功も失敗も包み隠さず紹介。
「モチベーションは会社が上げるものではない」「出る杭を叩かず育てる」「心理的安全性は仕組みより関係性でつくる」――そんな小山氏の言葉が、読者の“働く意味”を静かに問い直します。
日々の迷いと対話から生まれた「らしさを生かす経営」これは単なる経営論ではなく“生き方”の記録であり、組織やチームで働くすべての人に贈る、“人が幸せに働く”ための希望の書です。
<目次>
はじめに:“らしさ”が人と組織を輝かせる
序章:なぜ“らしさ”を追求する会社が生まれたのか
“らしさ”による、自然体な幸せの実現を目指す会社
お客様本意の、本来あるべき人材紹介事業をつくる
自分の苦い体験から、“らしさ”にたどりつく
第1章:エイトシークエンスが追い求める“らしさ”とは何か
“らしさ”とは何か
“らしさ”による自然体の幸せの実現
“らしさ”が生まれる「まち」をつくる
ーーエイトシークエンスメンバーインタビュー
内省が導く“らしさ”の実現
第2章:自分らしさを知る
「らしさMeets」で自分自身を深く見つめ直す
執筆:森慶介/株式会社Meets&DialogDialogue
ーーエイトシークエンスメンバーインタビュー
「誰も取り残さない」組織を実現するために
これからは一人一コーチの時代
一人の社員につき一人のコーチが伴走する
第3章:“らしさ”が発揮できる「チームマネジメント」とは
「いい雰囲気のまち」をどうつくるか
ルールではなく、カルチャーによるマネジメント
らしさが生まれる「まち」の土台をつくる
「カルチャーによるマネジメント」に立ちはだかる壁
らしさが生まれる「まち」の土台をつくる
ーーエイトシークエンスメンバーインタビュー
表面的ではない本質に向き合う仕事ができる
なぜマネージャーがいないのか
管理職がいなくても仕事が回る
プロジェクト管理はメンバーで役割を決めて行う
細かく目標管理をしない
“らしさ”を失わせるフィードバックなら要らない
「“らしさ”で、経済を回せる」役割の人が必要
最低限のルールをどう決めていくのか
第4章:“らしさ”の発揮を促す「チームコミュニケーション」
民族の代表たちがお互いに理解し尊重し合うには?
いい関係をつくる「対話」と「共体験」
まずは広義の「対話」から始める
ーーエイトシークエンスメンバーインタビュー
「対話を通して、“らしさ”と出会う」を広めたい
隔週で行われる「まちづくり」会議とは?
「まちづくり」会議で何が変わったのか?
リフレクション型10N1で内省を促す
ゴキゲンからはじまるエイトモデル
コミュニケーションの仕組みだけでは足りない
第5章:“らしさ”を持続させる「モチベーションマネジメント」
個人のモチベーションにはノータッチか
人事評価の仕組みはみんなで決める
自分らしさを発揮するための8原則
おわりに:“らしさ”と“社会的責任”の共存
